ごはんは左 カレーはココイチ

カレー大国京都より愛をこめて

ヤミヤミカレーのトマトとほうれん草のチーズカレー

ニューな職場のトレーニングのために、しばらく東京へ来ている。ホテルと職場との往復の日々の合間を縫ってはカレーを食べ、精神の安寧を保っている。日曜日の今日は雨。

 

昨日は初めて中野の駅で降りた。

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春から東京へ来て頑張っている10年来の友人に案内され、ヤミヤミカレーでタイカレーを食べる。

バーナーで焼き目をつけたチーズは、タイカレーにめちゃくちゃ合っていた。オーダーが入るとすぐに必要な材料を鍋に放り込んでささっと作る、そのスピード感もよかった。

 

中野ブロードウェイでは入り混じる時代とコンテンツのカオスぶりにめまいがし、ちっちゃいキーホルダーのテトリスを探し(なかった)くたびれてたどり着いた地下の喫茶店で、この上の集合住宅に30年超住んでいると言う相席のマダムに彼女の人生の一端を分けてもらった。荻窪で中華料理を習っていたらしい。

 

吉祥寺へ移動してひたすらぶらつき、猫のおもちゃを買ったりパトリックの路面店を冷やかしたりした。同行した友人にとっては10年ほど前この辺りが庭だったそうなので、不案内ではなかった。不案内だったとしても、もっと雨が降っていたとしても、きっと楽しかったと思う。

吉祥寺キチム(実在する店だったのか……)でお茶をしばいてから、お隣の部屋でタロット占いをしてもらった。

友人はいま正しい場所にいるし、私はこれから未知の世界に突入するらしい。

状況を大げさに捉え過ぎず、素直でいること。どうも2人ともがまだまだ夢の途中にいるということだった。こんなに散々しんどい思いをしたのに!?という気持ちと、やっぱりな、まあほどほどに懸命にやるか、という気持ちが半分ずつ湧いた。

おいしい焼き鳥をたらふく食べて酔っぱらい、井の頭公園をちょっとだけ歩いた後に、(京都にほしい、何、チェーン店なの?ならひとつくれ)と思うぐらい素敵な喫茶店で酔い醒ましのお茶をしばいてから、別れて帰路に着いた。

 

なんとまあ楽しい一日だったことか。

肌寒い夜に夏の終わりをひしひしと感じながら、フジファブリックのteenagerを耳に歩く東京駅。目の前の仕事にくらいつこうとする人間同士が、適当にぶらぶらしながら、立ち位置や今後のスタンスを確認し合った一日だった。この日のことはなかなか忘れないだろうな。

半年後も2人してへらへら笑っていたいものだ。