ごはんは左 カレーはココイチ

カレー大国京都より愛をこめて

3度目の転職活動の記録

今日は今年2つ目の、おニューの仕事に行って来た。

帰ってゴーヤチャンプルーを作って食べた。もう寝る。

寝る前に今回の仕事を決めるに至った経緯やなんかをざっくりまとめておく。

使った転職サイトとか、エージェントとか、独自に工夫したこととかを整理して、いま転職活動を頑張っている人たちに少しでも役立つような、再現性の高い記録にできたらと夢見たこともあったけどやめた。だって今回の自分の努力とその結果は自分だから実現できたことだし、このことが誰かのためになるようなものだとは最早思えない。

なのでこれはただの記録。あとあくまでカレーのブログ。

 

 

1. バックグラウンド

80年代生まれ、文系私大卒、(給与面でダイレクトに影響のあるような)特別な資格免許経験特になし、TOEIC800点↑。接客、事務、web制作経験が少し。

仕事に対しては食えさえすればいいとも、ライフや趣味重視とも思わない。どうせ働くなら全力でやりたいし、仕事をしながら良い時間を過ごしたい。おいしいカレーも良いコンテンツに出合うことも猫を飼って暮らすことも、私の場合はその先にしかない。

 

2. 大体の経緯と結果

年始から勤めていた会社がまあえらいところで、1ヶ月経たないうちに見切りを付けたものの退職に際しても何かとややこしく、結局は6月入社を目指して3月中旬頃から転職活動を開始。

転職サイトを大小7つくらい併用しながら、たった月7日の休みと偶の遅番シフトを縫うようにして求人情報収集、応募、面接、メールチェックと返信をひたすら繰り返す。休みの日に3〜4社をはしごしたり、遅番で0時前に帰宅してから2時3時頃まで求人検索・志望動機考える&応募・面接調整や辞退のメール送信をしたり、みたいな毎日を続けた。

当初はメインキャリア(接客)と市場のニーズ(京都の宿泊施設バブル)と希望(英語使う&京都で働く)が合致したところを狙って、活動開始すぐに内定を複数もらったものの、色々と納得しきれないところがあり辞退。この辺で3月が終了。

次は英語に絞ろうと考えて貿易事務、web制作の方も可能性を探ろうとそっちでも話を聞きに行ったり実際に面接へ行ったりしてみた。正直この手探り路線は大して結果も出なかったし、それは「雇ってくれさえしたらコミットして頑張るわ」な態度が滲みまくっていたからだと思う。そんな中でも条件さえ合えば本気でやりたいと思えた英語教室の運営スタッフ職は、軒並み給与面での折り合いが付かずに面接途中で辞退した。これは完全に自分のキャリア的なタイミングが原因だったので、分かっていてもその道へはもう行けないんだと思うと悔しくて帰りの電車の中で泣いた。救われたのはただ好きで続けていた英語の力を認めてもらえたことと、早々に先方から給与ギャップを埋める術のないことを申し出てもらえたことだった。この辺で4月が終了。

前述の方針を一部引きずりつつ、応募先を条件面でぐっと絞って活動を継続。そういえばベンチャーっぽいとこの方が楽しいし気質は合うよなと思い付いて、京都へ新規参入して来た宿泊施設の運営会社を中心に応募、訪問し始める。時期的にもそろそろ決めないと生活が困る。そして退職予定日ギリギリで内定を2社からもらう。「やった」とも「嬉しい」とも思わなかった。「間に合ってよかったなあ」とだけ感じた。

ここで決めてしまわずに、年齢と将来的なキャリアのことを考えてもう少しだけ、できるところまでやってみようかなと思えたことが良かった。その分いろんな点でしんどい思いはしたものの、参り切った精神でその決断ができた自分は本当に偉かった。よくやった。

最終的にwin-winな状況もあって退職日を延ばしながら転職活動を続けて、最終面接の部屋に案内され一人きりになった瞬間「ここがいいー!」と思わず口をついて出た会社から内定をもらい、そこへ決めた。あらゆる面において、これ以上のところはなかった。

 

3. しみじみとよかったなあと思うこと

一人で考えきらなかったこと。友人や転職サイトのキャリアアドバイザーにできるだけ相談することで、自分の強みを冒頭で整理しておいて、職種の可能性を途中で何度も見直したことが良かった。正直新卒の時でもこんなに真面目にやらなかった。力を貸してくれた友人やアドバイザーさんたち、本当にありがとう。

時間とお金のゆるす限り、たくさんの会社に足を運んだこと。そして隙を見てとにかくたくさんの求人に目を通し続けたこと。転職活動はほぼ情報戦。数と回数を重ねることで嗅ぎ分けができるようになったし、もちろん面接慣れもした。

あとは英語をなんとなくでも勉強し続けていたこと。昨年末にふと思い立ってTOEICを受けたことが、思いのほか良い機能を果たしてくれた。

 

まさか5ヶ月近く転職活動を続けることになるとは思わなかった。自業自得とはいえやっぱりしんどかった。思いがけなかったという点では、忘れられないような面接や対話がたくさんあったし、これまでなんとなくで選んで来た仕事の数々が、きちんと今につながっていることにも驚いている。今回みたいなことはもう二度とやりたくないけど、やっただけの結果は得られた。

 

今朝は日曜日に作ったカレーの残りを食べて出社した。バーモント中辛。