ごはんは左 カレーはココイチ

カレー大国京都より愛をこめて

MEDICINEMANのスープカレー

結論から言うと涙がでるくらいおいしかった。

札幌へはライジングさんのために来たけど、このスープカレーを食べ終えた時点で「この旅の半分はここで終わった……」と思った。達成感にしびれた。それぐらいんまかった。

 

空港でハンバーグカレーを食べた後、午後の飛行機で札幌に着くまでどこのスープカレーを食べるか全く決めていなかった。

とりあえず 札幌 スープカレー でググり、どこの誰かもわからないスープカレー好きによる「ここだけは行っとけ!札幌スープカレー10店」みたいなまとめを読み、その中で10位に入っていたお店が一番おいしそうだったのでそこへ行くことにした。

 

札幌駅から地下鉄に乗り、すすきので降りて市電を乗り継いだ。札幌駅のレストラン街にスープカレー屋があったのでもうここでもいいけどと一瞬思ったが、路面電車に乗りたかったのでやめた。

 

札幌にも東本願寺があんのか〜と、前回この辺りに来た時にも全く同じことを思いながら、そして雨の心配をしながらお店に向かう。

スープカレーの素を買って帰りたかったので、帰りに立ち寄るスーパーに目星をつけておく。

このあたりはたまらなく昭和のにおいがする。ひからびて痙攣を起こしながらちいさく息をしている昭和のにおいがする。大正14年創業!と書かれた不動産屋の看板を凝視した。

あと道がすごくでこぼこしている。

 

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到着。

お店の名前と場所以外は全く前情報なしで行ったので、メニューを眺めながらずいぶん悩む。

 

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スープチキンカレー、ごはんふつう盛り、辛さ2、えび団子トッピング。1700円くらい。

 

ほんとに、ちょっと涙がでるくらいおいしかった。札幌に来てよかった、スープカレーを食べたい気持ちを醸成した末にたどり着いたのがここでよかったとおもった。

 

トッピングメニューの3分の1はなぜか練り物だったし、岩のりが店長イチオシのトッピングだったので、かなり海鮮めいたスープなんだろうかとちょっと構えていたところがあった。(貝類が苦手だから。)

食べてみると確かに魚介っぽいだしがすごくよく効いている。旨味がしっかり出ていて、めちゃくちゃおいしい。このだしがこのお店のスープカレーの1番の特徴、というか、スープカレーのおいしさを左右するのはスパイスづかいよりもダシの旨さなんだってことに気がついた。衝撃だった。

 

えび団子もうまい。揚げたて。たぶん手作りだこれ。じゃがいもの素揚げもめちゃくちゃうまい。ホクホクで北海道のじゃがいもの味がする。人参もうまい。パプリカも香りが強くてうまい。

そして鶏モモの素揚げ。この鶏モモがまたべらぼうにおいしかった。思い出しながらちょっと興奮するぐらい。

あれ祇園祭の屋台とかで売ってたら3本くらい買って食べるやつ。お祭り価格で1本700円までなら出せる。

 

もうひとつの衝撃は、ごはんに添えられていたレモンの薄切りをカレーに絞った時だった。

そこからはもうトムヤムクンだった。

スープカレートムヤムクンの違いについて真剣に考えるべき時が来たと思った。もしかするとトムヤムクンはある意味スープカレーで、スープカレートムヤムクンの兄弟かいとこみたいなもんなのかもしれない。そのつながりにはたぶんやっぱり魚介系のだしが隠れていると思う。

あとマッサマンカレー。マッサマンカレーでもあるかもしれない。マッサマンカレーもおいしいよなあ……缶詰めでも十分おいしい。

とにかくタイカレーの系譜にスープカレーとの強力すぎるつながりを見出した、衝撃的なカレー体験だった。

 

レジのそばにあったお店特製のスパイスミックスを買って帰った。

そしてスーパーでスープカレーの素を買った。これで京都に帰ってもしばらくはスープカレー的側面では安泰。

 

帰りの路面電車に揺られながら、ウインナーのトッピングもしてみたかった……!!と思い出した。あとポークカレーも食べたい。なので最低でもあと2回は行くだろうとおもう。

そういえばすすきので見かけたココイチにも行きたい。北海道の地域限定はやっぱりスープカレーなんだろうか。

 

また来るねMEDICINEMAN〜〜〜〜〜!!